ならそれでいいです

そろそろ優勝したい

金ぴか唐辛子

2月15日

昼前に起きて洗い物と洗濯と掃除をした。

「する、されるユートピア/井戸川射子」を読んだ。面白かった。

新宿のレッドクロスで挫・人間のライブがあった。

いつものように手伝いにいった。

あまり観れなかったけどカーネーションを生で観れてうれしかった。

ギターの音がとてもよかった。

りきまるくんが北海道から東京に来ており、会えてうれしかった。

チョコをいくつかもらって照れた。

打ち上げのあと、帰ろうと思ったタイミングで新しい話題が発生し、当然のように終電が消滅した。

こうすけさんと下川とで深夜の新宿に吐き出された。 

 

2月16日

こうすけさんと下川と僕で午前二時ぐらいにびっくりドンキーにいってハンバーグを食べた。

俺たち幸せにはなれないですよという再確認をした。月に二、三回はこれを確認する。

四時に閉店したので出て、駅のあたりを缶コーヒー片手にぶらぶらして始発を待った。

始発で帰って六時ごろに帰宅、即眠りに就いて昼すぎに起きた。

それからは家でくちゃくちゃになっていた。

「星影のステラ/林真理子」を読んだ。面白かった。

 

2月17日

コミティアにいった。ひさしぶりのコミティアだった。

いっしょにいこうと言っていた人たちがみんな来れなくて、ひとりでの参加になった。

なんとなくいったようなものだったのでサークルチェックもまったくしておらず、ただブースをじっと見ながら何周もぐるぐると歩きまわっていた。

買い漏らしはいくつかあったけど、普段だとあまり買わないようなイラスト集も買えたのでまあよかったんじゃないかと思う。

いのちの初夜/北篠民雄」を読んだ。面白かった。

 

2月18日

昼から夕方にかけてわたわたとしていた。

「回転草/大前粟生」を読んだ。面白かった。

夜、りきまるくんが吉祥寺まで来てくれて、いっしょにご飯を食べた。

会うのは三回目なのに自然に話せてよかった。

 

2月19日

図書館にいった。

返したい本を返し、借りたい本を借りた。

「ドラゴン学総覧/ドゥガルド・A・スティール」を読んだ。面白かった。

夜、下川から電話があり、梶原以外でお酒を飲んでいると言われたのでいこうかなと思ったけど、かなり遅い時間だったしちょうど武者ガンダムwikiを読みはじめたところだったのでやめにした。

 

2月20日

バンドの練習だった。

なんだかいまいちだった。

「歩道橋の魔術師/呉明益」を読んだ。面白かった。

 

2月21日

菜食主義者/ハン・ガン」を読んだ。面白かった。

夜、デイジーバーにいった。

金子くんのお誕生日イベントだった。

ひさしぶりに会う人たちがたくさんいてよかった。

終電のすこし前に帰った。

 

2月22日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「中二階/ニコルソン・ベイカー」を読んだ。面白かった。

ちいさな幌馬車のために

2月8日

昼すぎに起きた。

「緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道/山本昌代」を読んだ。面白かった。

夜、キーボードを買いに電気屋さんにいった。

フィルコというメーカーのものを目当てにしていたのだけど、実物を見たら思っていたよりもキーボードだったのでうーむとなった。

VORTEX CORE メカニカルミニキーボード 英語US配列 47キー Cherry MX 青軸 VTG47BLEBEG

VORTEX CORE メカニカルミニキーボード 英語US配列 47キー Cherry MX 青軸 VTG47BLEBEG

 

そうしたらこれが目に入り、ちいさくてかわいいのが僕の気に入った(気持ち悪がられるのであまり言わないようにしているけれど、僕はかわいいものが好きだ)ので、買った。

このキーボードなら青軸特有のカチャカチャという音も、いい面だけを感じ取れそうだなと思った。

日常的につかうものは、実用性以上に見た目が好みかどうかが大事なんじゃないかなと考えている。ギターなんかもそうだ。

慣れるまですこし大変だろうけど、たのしくつかっていけたらいい。

で、なぜかその購入の場に下川と木原氏がいて、下川家の新しいモニターを見繕ったあと、そのまま三人でご飯を食べにいった。

そこそこ有名らしいハンバーグ屋さんにいって、400グラムも食べた。美味しかった。

「爆球連発‼スーパービーダマン」と「BREAK-AGE」の話をした。

↑超名作。いまは無料で読める。

木原氏が最近やりはじめたゲームがあるというのでゲームセンターにいった。ゲームセンターってひさしぶりだ。

「星と翼のパラドクス」というゲームで、コクピットを模した筐体に乗り込んでプレイするタイプのものだった。

僕と下川も試しにやってみたのだけど、筐体自体が揺れることもあってすこし酔った。それとは関係なくぜんぜんうまく動けなかった。おたくが操縦桿を握ったり、揺られたりしているのは面白かった。

木原氏がプレイするところを観て、なんかいいなと思った。

そこから下川家に移動して、スマブラをやった。

気がつくと日付が変わるぐらいの時間になっていて、帰ろうかなと腰をあげた瞬間に金曜日なことを思い出し、金曜日の終電ちかくの電車に乗るぐらいなら働いたほうがマシだよとか言いながら座りなおした。

「俺は無職だからいいけど木原氏は明日の仕事大丈夫なんだろうか」と一瞬考えて、すぐに打ち消した。数秒前まで金曜日の夜の電車が~とか考えてた脳とは思えない挙動だった。接続が不安定。

 

2月9日

明け方、下川が「YIIK」というRPGをプレイするのを眺めていた。木原氏はいつの間にか寝ていた。

テンポが悪くてあまり面白くないなと思っていたら下川も「つまんねえなこれ……」とぼやいていた。でも結局僕が帰る八時ごろまで五時間ぐらいプレイしていた。

九時すぎに家に帰って、夕方まで寝た。

起きてシャワーを浴びて、井の頭線に乗って渋谷にいった。ゆうらん船の企画だった。

すこし遅れたので、着いたのはナツノムジナがストリングスと演奏する曲のときだった。ストリングスっていいなと思った。

ゆうらん船もナツノムジナもとてもよかった。なにかがとてもよかったとき、「とてもよかった」以外にどう言えばいいのか、いつか僕にもわかるときがくるのだろうか。

図々しく打ち上げに残り、主に本村と話した。バンドのことを話せてよかった。

本村は自分の身の回りでは一番考えながらものをつくっている人間なので、話すといろいろと整理できる。

終電のすこし前で帰った。ひさびさに会う人がたくさんいてよかった。

今年はライブを観る機会を増やそうと思う。

 

2月10日

新しいキーボードに付属していたUSBケーブルの長さに不満があったので、買いにいった。

そうしたらマイクロBとミニBをまちがえて買っていて、意味がなかった。

シンプルに落ちこんだ。

「叫びと祈り/梓崎優」を読んだ。面白かった。

 

2月11日

前日に買いまちがえたケーブルを買いなおした。リベンジ。

そのあと量の多い油そばを食べて、お腹をさすりながら家に帰った。

「リレキショ/中村航」を読んだ。面白かった。

りきまるくんとこの本の話になったので読み返したのだけど、やっぱりこれはとてもすばらしい本だと思う。

 

2月12日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

ほぼ一日かけて「細胞神曲 -Cell of Empireo-」をクリアした。面白かった。

フリーゲームにはフリーゲームにしかない文法(文体?)のようなものがあって、僕はときどきそれが恋しくなる。

「さようなら、ギャングたち/高橋源一郎」を読んだ。面白かった。

 

2月13日

図書館にいった。

返したい本を返し、借りたい本を借りた。

そのあとバンドの練習だった。

新曲をつくりはじめた。

「犬はいつも足元にいて/大森兄弟」を読んだ。面白かった。

 

2月14日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「ア・ルース・ボーイ/佐伯一麦」を読んだ。面白かった。

西日に透けない強いカーテンをください

2月1日

昼前にネット回線がどうとかで業者の人が家に来た。

「はい」「はあ」「そうですか」の三種の神器で対応した。神対応ってこれのことらしい。

そのあと吉祥寺駅のほうに行って本屋さんで漫画を買い、ラーメンを食べた。

そのあとタピオカ屋さんに行ってLサイズのミルクティーを頼んだら、とても大きい上にサキュバスだったのでびっくりした。

「愛について語るときに我々の語ること/レイモンド・カーヴァー」を読んだ。面白かった。

 

2月2日

下北沢ベースメントバーでライブだった。

演奏を録音したものを聴いたら、MCで「基本的にコミュニケーションというものは不全であるということを受け入れた上で、それでも誰かと繋がろうとする姿勢や態度が重要なんじゃないか」みたいなことを言っていて、適当に話してるわりにはいい話風のことを口にしているなと思った。

でもまあ実際その通りで、だからこそ我々はただ視線が交差しただけのことになにか意味を見出そうとしたり、同じ本を図書室から借りようとしたりするんだろう。

「真昼の暗黒」をクリアした。面白かった。

作者の前作もプレイしようと思った。

 

2月3日

午前二時ぐらいからマジック・ザ・ギャザリングのオンライン大会に出ていた。

四勝二敗でなにも得られなかった。

傷心のまま八時ごろに寝て、昼過ぎに起きた。

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「1R1分34秒/町屋良平」を読んだ。面白かった。

 

2月4日

「違国日記/ヤマシタトモコ」が面白く、ずっとキンドルで読んでいたのだけど紙でもほしくなったので吉祥寺の本屋さんに買いに行った。

そのままビックカメラに行ってキーボードとノートパソコンを物色して帰った。あと十五分ほど滞在していたら、なんらかの罪で逮捕されていたような気がする。あやしさ罪とか、気味が悪い罪とかで。

キーボードはずっと安いのを使っていたのだけど、ここのところ調子が悪いのでいっそのこといいやつを買ってしまおうと考えている。

ノートパソコンは単純に持っていなくて、自分の部屋以外でも文章を書いたりできたら便利かなと考えているのでほしい気持ちがある。これはワードが使えればそれでいいのでうんと安いものでかまわない。

でも冷静に考えたら僕はファミレスや喫茶店で読書すらできない(無音じゃないといや)ようなちいさい人間なので、仮にノートパソコンを買ってもせいぜい家のリビングぐらいでしか使わなさそうだなとも思う。まあそれでも充分便利には感じるだろうけど。

そうなるとまずはキーボードか。カチャカチャかっこいい音の鳴るやつを買おうかな。

タイプライター風のやつなんかもあって、いろいろと悩む。

結局なにも買わない可能性もあるけど、悩むのが趣味なのでべつにいい。

「しき/町屋良平」を読んだ。面白かった。

 

2月5日

睡眠に失敗して、朝8時ぐらいまで寝つけなかった。

起きたら夕方で、本を読んでゲームをしたら夜だった。

「夜じゃん」という感慨がこの日の第一声だった。

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「青が破れる/町屋良平」を読んだ。面白かった。

 

2月6日

バンドの練習だった。

三時間のうち半分以上は他人の悪口を言っていた。

新曲をつくる雰囲気をつくった。

「最愛の子ども/松浦理英子」を読んだ。面白かった。

 

2月7日

図書館に行った。

返したい本を返し、借りたい本を借りた。

「島とクジラと女をめぐる断片/アントニオ・タブッキ」を読んだ。面白かった。

 

この一週間で合計10回ぐらい「幸せになりたいね」という言葉を口に出した気がする。

まあそうだよね。

折れた傘の健康的利用

1月25日

渋谷のクアトロで挫・人間のワンマンがあった。

いつものように手伝いに行った。

クアトロは長らくブックオフの上にあったのだけど、ブックオフが撤退してしまったので、いまは空洞のフロアの上にある。

入り口がよくわからなくて三回ぐらい出たり入ったりして、すこし遅れた。

楽屋に入るとコーヒーメーカーがあって、手伝いの身だからとか一切気にせずコップを置いてスイッチを押した。

そうしたらコーヒーが大量に出て当たり前のようにこぼれた。取り出したコップは生まれたてみたいにちいさく、濡れていた。

一緒に手伝いに来ていた二宮くんがあとを追うようにコップを置き、ボタンを押し、そして今度はこぼれなかった。

若干もやっとした。

この日はいつもの物販に加えて3月9日のチケット(これは二宮くんが担当)と、特典つきのCD(これはタワーレコードの人が担当)も売られていて、すこし複雑な感じだった。

「物販はこちら、3月9日のチケットはこちら、CDとDVDはあちらでーす」

手が空くたびにそう声かけをすることに決め、そうした。

「どうぞ~」

「物販はこちら、3月9日のチケットはこちら、CDとDVDはあちらでーす」

「合計で〇〇円です」

「まず大きい方から〇〇円のお返しと」

「小銭〇〇円お返しです。どうもありがとうございます」

「物販はこちら、3月9日のチケットはこちら、CDとDVDはあちらでーす」

「あ、どうもこんにちは~」

「物販はこちら、3月9日のチケットはこちら、CDとDVDはあちらでーす」

「物販はこちら、3月9日のチケットはこちら、CDとDVDはあちらでーす」

「物販はこちら、3月9日のチケットはこちら、CDとDVDはあちらでーす」

「白のMはそちらにサンプルあるので合わせてみてくださ~い」

「物販はこちら、3月9日のチケットはこちら、CDとDVDはあちらでーす」

なんかこういうゲームってあるな、と思った。

ライブは、ライブだった。

食べる時間がなくて、お弁当をすこし残してしまった。

すばやく撤収(本当に速かった)して打ち上げに向かった。

もしかしたら今年はじめての飲酒かしら?と思いながらビールばかり飲んだ。

まわりの人(主に社長)が注いでくれるのでずっとコップが空にならなかった。 

 

1月26日

明け方まで打ち上げがあって、始発で下川の家に行った。

下川はまあまあ酔っていて、電車のなかで大きな声で話すので勘弁してくれと思っていた。

「寝て起きて蕎麦食おう蕎麦蕎麦家のちかくのあそこうまいんよな木原もコースも呼んでスマブラするするとりあえずいま電話するかクソ出ねえまあ五時かいや五時でも出ろよ蕎麦食うぞ蕎麦蕎麦俺もお前も終わりだよ」

昼すぎまで寝て、下川が起きないので一人で(言っていたのとはべつのお店で)蕎麦を食べて、合流した木原氏を加えた三人で(こうすけさんは来れなかった)スマブラをやった。

リザードンフレアドライブが強かった。

そのあとでか美も合流して、四人でロイヤルホストに行った。

ハンバーグとパフェを食べて非常に満足した。

ファミレスでたくさん食べることでしかよくならない頭の部分というのがきっとどこかにあると思った。

帰りはほぼ終電で、寒気がして、風邪を引いてしまったなと思った。

葛根湯を飲んで寝た。

 

1月27日

予想に反して風邪を引かなかった。

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「祝福/長嶋有」を読んだ。面白かった。

 

1月28日

洗い物が溜まっていたので洗った。

洗濯物が乾いていたので取り込んで畳んだ。

夕方スーパーに行って、インスタントコーヒーとお菓子とキムチを買って帰った。

キムチを買ったのは冷蔵庫に豚肉を見つけたからで、それで豚キムチをつくろうと思っていたのだけど、キムチを冷蔵庫に入れるときによく見たら豚肉は牛肉だった。

兄が風邪を引いたらしく、仕事を休んで家にいた。

「インフルエンザ?」「いや、ちがう」「病院行ったの?」「うん」「まあよかったね」

なにがよかったんだろう、と言いながら思った。 

狂人日記/色川武大」を読んだ。面白かった。 

 

1月29日

図書館に行った。

返したい本を返し、借りたい本を借りた。

「飛行士と東京の雨の森/西崎憲」を読んだ。面白かった。

 

1月30日

バンドの練習だった。

2月2日のライブの予行をした。

「金を払うから素手で殴らせてくれないか?/木下古栗」を読んだ。面白かった。

 

1月31日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「売女の人殺し/ロベルト・ボラーニョ」を読んだ。面白かった。

 

乳牛注意報

1月18日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「来たれ、野球部/鹿島田真希」を読んだ。面白かった。

 

1月19日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「リカーシブル/米澤穂信」を読んだ。面白かった。

ライブ前に髪を綺麗にするために美容室の予約ページを見たら、お世話になっているところが本当にちょうどぴったり自分の都合と合わなくてとれなかった(すこしでも馴染みのないお店には行けない)。

悔しかったのでライブの翌日に予約した。意味ないね。

 

1月20日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

と思ったら夜になるとすくなくなっていたのでコンビニに行った。

牛乳を買って帰った。

「蜘蛛女のキス/マヌエル・プイグ」を読んだ。面白かった。

ホームページの更新を完全に忘れていたことに気がつき、更新した。

 

1月21日

バンドの練習だった。

ライブの内容を予習的にやった。

「夏休み/中村航」を読んだ。面白かった。 

 

1月22日

図書館に行った。

返したい本を返し、借りたい本を借りた。

「愛の生活・森のメリュジーヌ/金井美恵子」を読んだ。面白かった。

 

Mikikiというサイトに書いた文章が載った。

本来ひと言でいいものだったはずのコメントを、長々と書いてしまった。

ほかの人たちも同じようなものを書いていて、それを見たらたしかにみんな短かった(というか僕のコメントが長すぎた)。

でもまあ短い言葉で音楽のことを伝えようとすると自然と似たような文面になってしまいがちなので、ひとつぐらい長く書いたものがあってもいいんじゃないか。

 

それで、この文章を編集部に送ったあと自分で読み返していたら、「~と思う」という表現がたくさん出てきていることに気がついた。

これはかなり曖昧な物言いで、多用されることはあまりよしとされていない。そもそも同じ表現が頻発すること自体、なるべく避けることが好ましい。

なので当然僕も、これは直したほうがいいんじゃないか、と思ったのだけど、結局そうはしなかった。自分のなかで説明がついたからだ。

簡単に言うと、曖昧なことを曖昧な手法で語るとき、曖昧な物言いになるのは当たり前だ、ということになる。

今回のこの記事では、作成したプレイリストに収められている十曲について、その曲(あるいはそれを演奏しているミュージシャン)とどのようにして遭遇したのかという部分を中心に書いている(だから字数が嵩んだ。「ギターがジャカーン!イカすゥ!!」とかにしとけばよかった)。

これはつまり一番古いものでは十年以上前の記憶を遡るということで、記憶を辿る作業というのは頭のなかにある棚をひっくりかえすようなものだ。建付けの悪い棚が開かなくて困ることあれば、間違った棚を開けることもある。目的とはちがう棚に入ったものに目を奪われ、時間を無駄にすることだってある。

ただかつてあったりいまそこにあったりする事実についてのみ書くのではなく、そういった苦労というか寄り道というか無駄足というかまで含めてひとつの文章として書きたい、書こう、と(今回の記事に限った話ではなく)最近考えていて、今回もそうした。

まあ、そんなこと実際には不可能で、だけどそうしたいと考えたという事実はどうしようもなく形となって残るのだろうという確信がある。「~と思う」というのはその発露なのかもしれない。

僕は文章でも音楽でも映像でも人間でも、雑味が大量にありすぎて本筋がどこにあるのかわからなくなっているようなやつが好きなので、自分がなにかをやった場合でも自然とそうなってしまう。プレイリストを紹介する記事でプレイリストが添え物のようになってしまったのは、まあそういうことなんじゃないか。知らんけど。

それに、音楽なんて曖昧なものを言葉にするときに断言できることなんてほとんどないんじゃないかという気もしている。やればやるほど、聴けば聴くほど音楽というのがなんなのか、どんどんわからなくなっている。

僕が、あなたが、演奏している、聴いている、あれは本当に音楽なのでしょうか。

 

1月23日

ライブだった。

今年最初のライブだった。

下北沢ガレージでライブだった。

なぜか足立くんが仕事を休んだのでリハがちゃんとできてよかった。

保坂さんをクビにするのが一番面白いですよと本人に言えてよかった。

イタルとか小熊とか酒井さんとかが観に来てくれてよかった。

演奏は、演奏だった。

「容疑者の夜行列車/多和田葉子」を読んだ。面白かった。

 

1月24日

身体がバキバキだったのでじっとしていたかったのだけど、美容室の予約をしていたので這ったまま家を出た。

美容室に着くころには、這うときに擦る身体の部分がなめらかになっていた。

パーマをかけてもらい、すこし毛先を整えてもらった。

根元のあたりがすこし立ち上がるようになったのでよかった。

最近何人かから「髪が長すぎやせんかね」といったことを言われて、そのたびに「いやあそんなことはないでしょう」と躱していたのだけど、いつの間にか胸まで伸びていることに今日気がついてびっくりした。

でも今回も切らなかった。

「トリツカレ男/いしいしんじ」を読んだ。面白かった。

ひよこの応援団

1月11日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス/滝口悠生」を読んだ。面白かった。

大阪のオタクから久々に電話がかかってきて、五時間ぐらい話した。

そのうち三時間ぐらいは「だがしかし」の11巻がどれだけ素晴らしいかということを互いに言い合っていた。

やっぱり物語の終わりにはちゃんと未来が示されているほうが嬉しい。

 

1月12日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「雪の練習生/多和田葉子」を読んだ。面白かった。

「雪の練習生」をはじめて読んだのは二十歳のころで、去年読んだときも、今日読んだときも面白かったので、この本は面白いのだと思う。

シロクマが主役の小説というのは、人生のどのタイミングで読んでも面白いのかもしれない。

単純に出来ている人間なので、連休が明けて具合がよければ動物園に行こうと思った。

 

1月13日

図書館に行った。

返したい本を返し、借りたい本を借りた。

イタリア語でのメールの書き方を教えてくれる本が棚にあるのが目について、手に取って5ページぐらい読んだところでべつにイタリア語でメールを書く用事なんてないことを思い出して棚に戻した。

イタリア語でのメールの書き方を教えてくれない本たちを借りた。

カフカ ポケットマスターピース 01/カフカ」を読んだ。面白かった。

 

1月14日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

横溝正史のことを「まさふみ」と頭のなかで発音していることに気がついて、勝手に恥ずかしくなっていた。

もしかしたらこういう読み間違いはわざとやってるのかもなと思った。

だって「まさふみ」って呼んだら友達みたいでいい感じだし、「せいし」だったらやっぱり大作家って感じで偉そうだ。

言い間違いや読み間違いが多いことについてあれこれ考えていると、自分が正しいと思って発している言葉たちにも実は間違いがたくさんあるんじゃないかという気もしてくる。

そもそも僕は自分の言葉がその場にふさわしいものなのかとか、会話の流れに沿っているのかとかをちゃんと考えることが苦手だ。

結構適当にしゃべってその場で(ああいまの喩えはかなり脱臼していたな)と思っても、相手がいいように受け取ってくれて事なきを得る、みたいなことがそれなりの頻度で発生する。

このあいだも友達と「俺はいつも怒っているけど、実際は本当の本当に怒りたいほど腹の立つものなんてないんだよ」「世の人はそういう考えを恋愛のなかで行うんだぞ」「俺は設置場所のずれた電気盤か」「「わはは」」みたいな会話をしたのだけど、僕は実際には電気盤というのがなんなのか、いまいちわかっていない。

いや、この話も例としてまったく適切ではないような気がする。

やっぱりこのへんのこと(なんて抽象的なんだろう)が下手くそだ。

というかこの会話ぜんぜん面白くないな。

「「わはは」」じゃないんだよ。

「コップとコッペパンとペン/福永信」を読んだ。面白かった。

 

1月15日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

夕飯を食べたあとになって今日が期日の頼まれごとがあったことを思い出し、大慌てで(実際にはこの言葉が言い訳的に用いられるほとんどの場合と同じく大して慌てず)済ませた。

「〇〇日までに」と設定された期日というのはその日の正午ぐらいまでが期限だと考えるのが正しいと思うけど、僕は日付さえ変わっていなければ大丈夫でしょみたいなことを平気でやってしまう。本当に直した方がいい。社会性がない。

頼まれごとというのは書き物で、読み返してみると「~と思う」という表現が約一万文字のなかに十五回以上出てきていた。

最初はさすがに直そうと思った(また思っているな)のだけど、自分のなかでその頻度に説明がついたというか、納得がいったというか、とにかくそういう感じになったのでやめた。

たぶん来週には人の目に触れるようになっているので、そのときにすこし説明するかもしれない。しないかも。

「この人の閾/保坂和志」を読んだ。面白かった。 

 

1月16日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

PSYCHE/唐辺葉介」を読んだ。面白かった。

 

1月17日

単純な人間で「雪の練習生」を読んでいてそれなりに健康体で天気が悪くなくて井の頭に住んでいて井の頭に動物園があるので動物園に行った。

日食みたいな感じでカチッと諸条件が揃った。

シロクマも犬もいなかったけど、まあそれはべつにいいか。

動物園には朝行って、昼前に出て、昼食に駅前でうどんを食べようと思ったら、店先に「アルバイト募集中!笑顔、やる気、元気のあるかたならどなたでも大歓迎です!!」と書いてあり、三つともない無職なので落ち込んでしまいお店に入れなかった。

しばらく駅前をうろうろしていたのだけど、入れそうなお店がなかったのでコンビニで高めのレトルトカレーを買って家で食べた。

すこし辛すぎて、汗をかいた。

これはぜんぜん関係なく思い出したことなのだけど、十月まで働いていたビルの裏に軒下で亀を飼っている家があって、あれを見るのが出勤したときの唯一の楽しみだった。

いまの時点でもそのことがほかのなによりずっと重要に思えるが、あと何年かしたら亀のこと以外すべて忘れてしまっていると思う。

「BUTTER/柚木麻子」を読んだ。面白かった。

 

なんだかこの一週間、やたらと辛いものばかり食べていた。

チゲ鍋みたいなものを食べたり、翌日それを雑炊にしたり、豚キムチを作ったり、冷凍の担々麵を食べたり、レトルトカレーを温めたり。

あんまり元気が出ないから、無意識のうちに香辛料を摂取してなんとか身体を動かそうとしていたんだろうか。

でもそれで元気になってしまったら(変な言い方。元気にはなれるだけなったほうがいい)、自分が足し算になったみたいでちょっと悔しいような気持ちもある。

女騎士もこういう感じなのかもしれない。

女騎士を募集している会社に押しかけたら採用してもらえるかも。

「女であることや騎士であることよりも、悔しい気持ちになれることが女騎士の第一条件だと考えておりまして……」 

そうっすか。

もう来ない一角獣

1月4日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「三度目の殺人」を観た。面白かった。

「名もなき孤児たちの墓/中原昌也」を読んだ。面白かった。

「聖家族/堀辰雄」を読んだ。面白かった。

最近叫んだりしてないなと思って叫んでみたらいい感じだった。

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

カラオケボックスとかスタジオとかでやるべきだなと思った。

 

1月5日

 犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「機械/横光利一」を読んだ。面白かった。

 

1月6日

図書館に行った。

返したい本を返し、借りたい本を借りた。

「蝶々の纏足/山田詠美」を読んだ。面白かった。

「教場/長岡弘樹」を読んだ。面白かった。

 

1月7日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「私のいない高校/青木淳悟」を読んだ。面白かった。

 

1月8日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

「岬/チャールズ・ダンブロジオ」を読んだ。面白かった。

 

1月9日

三鷹ダイソーに行って物販に使うこまごまとしたものを買った。

三鷹ダイソーはそこそこ広くて便利だなあと思っていたのだけど、ホームページで確認したところ「小型店」と表記されていて驚いた。

でもたしかに考えてみると立川とか錦糸町にあるダイソーは複数フロアあってもっと広かったようにも思う(三鷹のは東急の一階だけだ。でも充分立派だ。東急だし)。

とくに錦糸町ダイソーはちょっと信じられないぐらい大きくて、ミニ遊園地みたいで大好きな場所だ。

デートとかレジャーにも使えると思うが、どうか。

ダイソーを出たあと帰り道にあるお店でたい焼きを買い、いっしょに泳いだあと食べた。

そのあと2019年最初のバンド練習だった。

新しい曲を作るなどした。

blank13」を観た。面白かった。

「藻屑蟹/赤松利市」を読んだ。面白かった。

 

1月10日

犬がたくさんいて怖かったのでずっと家にいた。

ジーザス・サン/デニス・ジョンソン」を読んだ。面白かった。

「真昼の暗黒」を6章までプレイした。面白かった。