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ならそれでいいです

そろそろ優勝したい

梅雨の良いところはイカした紫陽花が拝めることぐらいしかない

僕かと思いましたか?僕なんですよね。

また二か月ぐらい間が空いたんですけど、なんというかこのプレミア感を楽しんでもらいたいものですね。生活の質を上げろ。

 

梅雨なので気圧のアレで身体と精神がアレしています。

普段はごくごく弱い髪の毛の癖が強めに主張してくるあたりもクソですね。

みなさんも各自で各自の梅雨をエンジョイしてください。

 

この二か月の間では萩尾望都展行ったのと遊戯王の映画観たのが大きなトピックですかね。

 

萩尾望都展は氏の生原画を拝むのが初めてだったこともあり、感動の連続でした。

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原画を見て強く感じたのはなんと言っても線の繊細さとそこから生み出される緊張感。

この硝子細工みたいに細やかで煌いて儚いものの集合体がとてつもなく大きい宇宙や時空(今回は『SF』原画展でした)を作り出していくのかと思うと、少し眩暈に似た感情を覚えたり。

リアルタイムで追いかけてきたのであろう50代ぐらいの婦人三人衆が作画の技法について議論しており、今や見ることも困難な古き良きオタクの姿に展と関係の無い涙がちょちょぎれましたね。

僕の兄もトイレに「ごちうさ」の単行本ではなくて「ウは宇宙船のウ」とか忘れていくような人だったら良かったんですが。

 

遊戯王に関してはもうコメントが上手く出来ません。それぐらい凄かった。

相変わらずの超理論をぶちかましながら絶叫する海馬社長の姿が見られただけで星10000000000000000000000個つけて良いと思います。

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この映画を観た異常者(僕の友人の総称です)たちの間で遊戯王ブームが到来しましたが、正式なルールとかは覚えるのが面倒なので専ら上の動画のような楽しみ方に終始しています。

映画の影響でカードゲーム始めて絶叫してゲラゲラ笑ってる23歳。愛して。

 

それからトピックというか単純に生活の話なんですけど、しばらく休んでいたバンド活動を最近再開しています。

今のところはライブをやるための準備をのんびり進めている段階です。

正式な告知なんかは近いうちにできると思うので、ちょっと頭に留めておいてもらえると嬉しいです。


これは最近毎朝聴いてるやつ。

洋楽のヒットナンバー基本的にみんな好きで最新のチャート上位のやつとかもそこそこ聴いてるんですけど、やっぱり80年代の曲が自分の好みとは一番マッチしてるかも。

 

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そしてやはり本。人類は本の魔の手から逃れられないのか?

 

今までは読んだ本を全てリンク付きで紹介していたんですが、ぶっちゃけアレは死ぬほど手間でブログ更新が滞る遠因にもなっていたので、今回からは印象に残ったやつを紹介するにとどめておきます。

今回はとても素敵な最終巻を読ませてくれたこちらの作品をご紹介。

 

 私を連れて逃げて、お願い。/松田洋子

過保護に育てられ、世間知らずで夢見がちな太った女の子(ヒメ)とテレビだけを自らの拠り所とした結果その優れた容姿とは裏腹に空っぽな中身を持った男(オウジ)。

二人は運命的というには余りにも滑稽な形で出会うことになる(王子様の恰好をしたオウジをヒメが見つけて運命を感じるのだが、実際は彼が所属している劇団の衣装を着ていただけ。街中での王子様ファッションの浮きっぷりが凄い)。

ある事件を起こしたオウジがヒメを道連れにする形で、どうしようもない二人はどうしようもないままどうしようもない逃避行を開始する。

 

以上あらすじ。とにかく冒頭からイタい(この表現ってもしかして死語?)描写のオンパレード。恋愛劇のテンプレ的な展開も演じる人物次第でここまで滑稽になるのかと目から鱗です。

待ち望んでいた王子様の姿を盲目的にオウジに重ねるヒメの姿なんかは、恋愛にある種の幻想を抱いている僕みたいな人間には同族嫌悪のような感情が湧いてきて見ていて辛いですね。

男女二人の逃避行、といった内容の作品は数多ありますが、その中でもこれほどはっきり初めから終わりの見えるものもないんじゃないでしょうか。この二人じゃどう考えても逃げきれないもんなあ。

 

そんな感じで少し「イヤ」なコメディのように始まる本作ですが、この第三巻での完結を見届けた今となっては完全なるラブストーリーだったと断言できます。

不格好で情けないながらもお互いを大事に想い合う、けど不器用だから上手く伝わらない。追い詰められてる状況なこともあってなかなか思い通りにいかない二人にヤキモキさせられるあたり作者に上手いこと転がされてる気もします。

ぎこちない二人の逃避行に愛が宿る過程は是非とも読んで確認してください。特に三巻の後半は全編でバラの花が背景で咲いててもおかしくないくらいのド直球な愛の話でしたよ。

上手に生きられない二人が出会い、破滅し、そして今再生していくといったところで迎えるラスト1コマが最高にキュートで、このコマのためにこの漫画を読んでいたんだなあと暖かな気持ちになれました。

とにかく超オススメです。作者の松田洋子氏は来月発売のコミックビームで新作が連載開始したり、『ママゴト』がドラマ化したりするのでそちらも併せて要注目ですゾ。

 

というわけで次回以降もこういう感じで紹介していけたらいいなと思います。

小説は桜庭一樹の短編集を読んだりしてました。相変わらず何とも言えない甘やかな毒があって最高。

 

だいたいこんな感じでーす。それではまた。