読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ならそれでいいです

そろそろ優勝したい

どうでしょうをユーモアの基準にしている人と上手にコミュニケーションがとれないまま24歳になった。

タイトルの通り、9月9日に誕生日を迎え24歳になりました。

 

24歳という年齢は、もうどうやっても逃れようがないぐらいに大人のそれです。実際僕が小中の同級生の動向を監視するためだけにやっているフェイスブックには、やれ仕事で大きなプロジェクトを任されて海外に行っているだとか、やれ結婚して子供も生まれただとか、やれ母の誕生日に箱根旅行をプレゼントしただとか、もう立派な大人として社会に参画しているかつての級友たちの姿が刻まれています。そしてそのどれもがアイコンを車かディズニーで調子に乗ってるときの自分と恋人の写真かのどちらかに設定しています。なんで?

 

まあとにかく、そんな24歳になった僕の現在はどうでしょうか(このどうでしょうがタイトルにかかっているあたりに、僕の文章を書く才能が垣間見れると思います。愛して)。

職業的にはフリーターなんですが、全く働いていないので所得はほぼ無です。バンドも完全にひよっこなので収入になるどころかマイナス収支です。この辺りの感情が捻じれた結果、バンド*1内で唯一定職に就いているドラムの足立くんに「わかんないっす。正社員なんで」という発言を繰り返す嫌味なキャラであることを強要するに至っています。

 

ここで働いてないならその時間でなにしてんの?という疑問が出てくることとは思うんですが、そんなものは愚問です。当然なにもしていません。

先月20万ほどかけて宅録の機材を揃えたんですが、バンド用のデモを作るでもなく「怖くてエレベーターに乗れない」「地下アイドルで中指立てて写真映るやつに説教したい」「父方の親戚の間では死んだことになってる」みたいな内容をスカスカのトラックに載せて捲し立てるだけの曲を無限に録音するにとどまっています。発表の予定はないです。

 

唯一他の人より熱心に取り組んでいるのは漫画と小説を読むことですかね。これをさも立派なことのように書いているあたりから僕の≪ヤバさ≫を嗅ぎ取ってもらえればと思います。

最近また売野機子ブームが僕の中で到来していて、著作を全部読み返して自分の中でお気に入りランキングをつけるなどの気持ち悪い作業を行っています。昨日時点では「愛のけものにしたがいなさい」、「その子ください」、「しあわせになりたい」が上位3つかなーって感じですね。

あと「かんぺきな街」は読み返したら初読の5倍ぐらい刺さって死にました。教師に恋してしまった女子中学生が叶わぬ思いだとある程度理解した上で、恋心のあかしとして選んだ行為がお互いの金魚を交尾させることなのヤバくないですか?

この人の漫画は表現の美しさがどうかしていて読むたびに背筋が伸びますね。今年はいろいろな雑誌で短編を発表しているので、まとめて単行本が出ることを望みます。

 

かんぺきな街 (ウィングス・コミックス)

かんぺきな街 (ウィングス・コミックス)

 

 

あと最近AbemaTVの有料会員に登録したのでアニメもちょこちょこ観てるんですが、「氷菓」のアニメって思ってたよりずっと良いですね。

原作シリーズは中学生ぐらいから楽しく読んでいるんですが、ミステリなのに内容を知っていても楽しめるのってすごいなと思います。

特に最終話の「遠まわりする雛」で、そこまでどっちかというとウザいキャラだなと思っていたえるが急に綺麗に見えるところは最高でしたね。そりゃ折木も惚れるわ、と納得できるし二人の関係の変化が見て取れる素晴らしいラストだと思います。

まあ原作だと続刊で「寒くなってきたな」「いいえ、もう春です」なんてロマンチックなやりとりのあとに寒がっていた折木が本当に風邪を引いたことが明かされて台無しになるんですけど。

 

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

 

 

ところで漫画や小説、或いはアニメに限らず、僕は基本的な価値観として「美しいか否か」を導入していて、創作物はほぼこれを判断基準に好き嫌いを分けています。そうでなければ単純にエンタメとして楽しめるかどうかですね。

 その基準で行くと「君の名は。」は満点のアニメ映画でした。映像の美しさといい、物語の美しさといい、そして過剰なまでに盛り込まれたエンタメ性といい最高でした。

 

秒速5センチメートル」での遠野の言動に焦れるような気持ちを覚え、いまいち作品に好意的な感想を抱けなかった自分からすると、そこから作り手、受け手、登場人物の全てが一歩踏み出した先には完璧なハッピーエンドが待っていたのだという事実にただただ感動しました。

生きていく中で行われる様々な選択を、後悔とあり得たかもしれない可能性までひっくるめて肯定するような、そんなポジティブなエネルギーを持った作品だと思います。

作中で主題から逸れるようなテーマが削ぎ落とされているように感じた人も多いと思いますが、そのあたりは加納新太の外伝小説でカバーされています。品切れが続いているようですがぜひとも読んでみてください。

 

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
 

 

さて、少し話が逸れましたが、24歳になったばかりの僕の現状はこんな感じです。僕の暮らしぶりに思いを馳せ、あなたの脳内にあなただけの梶原笙を生み出しましょう。

ここまでの文章を要約し、僕という人間を総括すると「ろくに働きもせず漫画とアニメにばかり時間を使っていて、しかもその話題を語りたいがために話が大きく逸れる24歳」ということになります。もう終わりですね。終わってしまったオタク。

 

結婚願望だけはあります。

 

 

*1:そういえば17日にバンドが活動を再開してから初めてのライブがありました。来てくれた方ありがとうございます。次は10月18日に下北沢であるのでもしよかったら連絡ください。クソみたいな告知画像も載せておきます。このパスポートの写真、社会経験のなさが顔に滲み出ていて本当に怖い。

f:id:kajiwaradesu:20160919101634j:plain