ならそれでいいです

そろそろ優勝したい

ワンダーを包め。神を宿せ。

揚げ、水、蒸し、焼きなどありますが皆さんどれがお好きですか?僕は専ら焼き派ですね。やっぱりあの焦げ目が嬉しいんですよねえ。パリッとした食感がたまらないです。

水だの焼きだのと、いきなりなんの話をしてるんだ、って……。そんなの餃子の話に決まってるじゃないですか。察しが悪いなあ。察しが悪いと円滑な人間関係の構築が出来なかったり、どこにいても居心地が悪かったり、異性に好かれなかったりするような、ダメな人間になっちゃいますよ?

まあ僕の場合は察しの良し悪しに関わらず、円滑な人間関係の構築が出来なかったり、どこにいても居心地が悪かったり、異性に好かれなかったりするような、ダメな人間になっちゃいましたけど。もしかして察しも悪かったりしますか?

 

僕が餃子を好きだという話はこの日記でも一度取り上げましたし、友人との会話でももうその話はいいよと呆れられるほど繰り返しているわけなんですが、今日もまた餃子の話を書きます。そしてそれを元に友人と話し、そこで得た情報を元にまた餃子日記を書きます。以下繰り返し。これが永久機関です。

 

今日訪れたのは三鷹駅からほど近い距離にある「餃子のハルピン」。隣にある「元祖ハルピン(それぞれ姉妹で経営しているらしいです)」と合わせて三鷹では有名なお店です。吉祥寺の餃子はある程度制覇したので、三鷹にも足を伸ばした次第であります。

昨日の段階で「昼から餃子とビールを流し込んでダメになろう」と決めていたのですが、起床したのが14時。ちょうど昼営業の終了する時間です。堕落すら予定通りに完遂出来ない感じがTHE俺という風情ですね。

お店に着いたのは17時半ごろ。夜営業が始まって間もないからか、店内は空いていて助かりました。カウンター席に並べられた総菜類を眺めながら注文をお願いします。

 

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生中とよだれ鶏(正式な名前は鶏の辛みソースでした)。主役の餃子は少し焼き時間がかかるとのことなので、まずはこちらからつまんでいきます。

よだれ鶏は少しすっぱめの味付け。それが腑抜けきった僕の身体に突き刺さります。そのまま流し込むビールは言うまでもなく最高で、僕は一瞬でダメになってしまいました。ビールが苦手だった僕はもういません。全部夏が悪いんや。働いてないのも、バンドが売れないのも、全部、全部……。

神はこの世にいないのでしょうか。いや、仮にいたとしても僕の元に来てくれることはないのでしょう。三鷹市下連雀の片隅で神の不在を呪う今日の僕と、下北沢のライブハウスの片隅で「カッコよかったです~!!」なんて交友を温め合う共演者同士を睨みながら爪を噛んでいた昨日の僕とが重なりました。そのときです。

 

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かつて神は美しいひだと焼き目を身に纏った楕円の姿をとって人の世に降り立ったと言われています。そして神に救われた名もなきいつかの人々が、その姿を自らの身体の中に入れる(=食す)ことで現世にとどめ続けようとしたことが、現代まで伝わる餃子の起こりだとされているのです。

だからつまり、餃子を食べることは祈ることと良く似ています。充分に焼かれているにも関わらず潤いを失っていない皮や、ふんだんに使われている香辛料が奥行を感じさせる餡、そしてその全てをこぼさずにいることが困難なほど溢れ出る肉汁のそれぞれに、神の存在を感じずにはいられません。

今日もまた餃子の祝福を受けてしまいました。この世を呪っていたはずの僕や、食べながら(皮にも餡にもスープが練り込まれていそうだな)などと『ミスター味っ子』で得た知識を総動員させていた矮小な僕は、1500円のキリ良い会計を払った瞬間雲散霧消しました。

お店を出た瞬間、ここ数年で感じたこともないような晴れやかな気持に満たされていることに気が付きました。もしまたなにか迷うことがあったら餃子を食べよう。そうすれば、きっと何だって乗り越えられる。僕には餃子が、神の祝福がついているのだから。

 

 

食レポ、向いてないですね。

「餃子のハルピン」最高だったのでみなさんも行ってみてください。メニュー豊富なので何回も行きたい。

 

 

『1000の小説とバックベアード』を読みました。

1000の小説とバックベアード (新潮文庫)

1000の小説とバックベアード (新潮文庫)

 

小説を書くこと。或いは小説そのものを題材とした挑戦的な内容でした。とは言っても創作論とかそういうことではなくて、もっと抽象的な話ですね。作中に出てくる「小説」という言葉はかなり柔軟に他の言葉と置き換えられそうだなと思いました。

メフィスト賞出身者らしい軽妙な語り口は好き嫌いあるかとは思いますが、スピード感を演出出来ていて効果的だったのではないでしょうか。というか僕みたいにライトノベルを読書の入り口にしていた人間には、こういう文体のほうが馴染みがいいですね。

「片説」「1000の小説」「『日本文学』」など出てくるワードも面白く、一気に読破してしまいました。『日本文学盛衰史』へのオマージュとのことなんですが、全体的な雰囲気も確かに高橋源一郎っぽいなとも思ったり。

 

だいたいこんな感じでーす。